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さようならキリンスタウト



一番搾りの「黒」が、「一番搾りスタウト」という名前になってひさしいですな。
あれは、あれで、いいんですが、あのとき「キリンスタウト」と紛らわしいじゃないか、と話題になったようななっていないような。
そして、この9月末をもって「キリンスタウト」の販売終了という結末を迎えることになってしまいました。
近所のスーパーで買い占めようかと思ったのですが、すでに売っておらず当館での在庫も一本だけとなってしまいました。
もともとほとんどのんだことはなかったのですが、近所にできたスーパーで販売されていて、買ってみたら気に入ってしまい、なにかのイベントにつれのんでいたわけです(予算の都合とリターナブル瓶なのにそのスーパでは回収してくれないからなんだか買いにくいこともありまして、あまりのんではいないんですが)

なにがいいって、アルコール8%という濃さからくる濃厚な味。ギネスのクリーミーさとはまた違い、部屋のみするのになんだかいいのです。
もともとは、冬向きのビールとして開発されたもので、1932年12月の販売から戦中をのぞきずっと販売が続いてきた歴史あるビールなのです。
「華やかな香りと濃厚な味わいが特長で、原料にカラメル麦芽のほかにファルブ麦芽を使用し、カラメルの香ばしさと濃い色、クリーミーな泡立ちにこだわりました。
(キリンシティより)
いやあ、残念だなぁ…。
日本製でこういうのみくちのビールは、地ビールでもないかぎり、他には見あたらないので、ほんとうに残念。こういうのって流行らないんですかねぇ。細々とでも、続けてほしかったなぁ。日本では無理なのかなぁ。
飲み比べてしまうと、一番搾りスタウトでは、ちょっと物足りない。

当館に残された一本は、この冬、雪の降る夜にでも大事に飲もうと思います。


Team-5kg【62.0】
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by toyokaku | 2008-09-21 23:26 | スナックひとみしり

大湯沼@その泥につつまれてみたい。

磯谷郡蘭越町

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ニセコ大湯沼は、ニセコ湯本温泉の泉源なのです。
最近になって、整備されたようですが、わたしがはじめて訪れた十数年前は、まだその存在はあまり知られているということもなく(って今すごく有名というわけでもないだろうけど)、雪秩父に入浴にはきたけれどまったく素通りだったのしでした(まあ、冬の夜とかにくるからということもあり)
とはいえ、カーナビに頼って走っていたら思いっきり入口を見落としちゃったよ…。
そうか、雪秩父の裏側だったか…。
まさかこんな大沼が、駐車場のすぐわきにひろがっていたとはねぇ。今まで見落としていたとは、ねぇ。

もともとは間欠泉で数メートル噴き出していたのだそうですが、明治末期に英国系の鉱山会社が湯沼から硫黄を大量に汲み上げたことによって湯沼の構造が崩れ、間歇泉が失われたといわれているらしい(案内板から)
まったくなんてことしてくれたんだい、という思いはあるものの、いまでもその成分の濃さは健在で、もともとそういうところだから活動も活発、沼の周囲の手すりも地盤がゆるんでいるかもしれないからふれないようにとのことだった。
そういう危険なところをひとりであるいていていいのかしらん、などと思いつつ、曇り空(というかやや雨交じり)の空の元、ネズミ色(ところどころ空気にふれてブルーなど違ういろにかわってみえる)の沼をめでつつ一周するとタオルを持っていないことに気がつき、タオルをとりに戻るのです。

なぜタオルが必要なのか。それは、この沼、さわることができるようになっているのです。しかし、前述の通り、もともとこういう構造だったのか、はてさて疑問を感じつつ、向こうの2本立っている丸太はなんの跡なんだろうとも気になりつつ、おそるおそる沼に手をつけてみると
熱いわ!
で、気をつけつつ泥をすくってみるわけですよ。
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たまらなくクリーミー。ところどころに黄色い硫黄分が含まれているのもしっかりと確認できます。

となれば、ぬってみたくなるのが世の常。手にぬってみました。
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たまらなく気持ちいい〜。
このあと手だけがぽかぽかしていたのはいうまでもありません。
ただ、調子に乗って両手の手首付近までぬりつけたのはいいんですが、泥を落とす手段が泥湯しかなく…、なかなかおかしなことになっておりました。そして、翌日になっても手先からは硫黄臭を発しておりました。
あと、もういちど繰り返しますが、この目と花の先ではお湯がぐつぐつとわいております。十分注意するように。


さて、あとは足湯にはいりたいかなぁ、などとも思いつつ、探したのですが、事前のリサーチ不足もあいまり(ニセコでは特にそんなんばっかなのですな)、あれ、もしかしてこれ足湯?
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どうみても、遊歩道のベンチが沢にのみこまれたようにしか見えないし、
どうみても、足裏くらいしかつからないようにしか見えないし、
なにより手すりが危険ならベンチはもっと危険なのでは…。
と、考えあぐねていたら、同じくうろうろしていた観光客がいらっしゃいまして、親切に「足湯があるはずなんですよぉ〜」と話したら、足湯と信じてすわりに行かれました(グループの数人が人柱ーになってたわけですな)。すみません、わたしは次回の楽しみにとっておきます。

雪秩父で温泉たまごを販売中の標識も気になり、それらしきものも見かけ、玉子班的にチェックしようかとも思ったのですが、雪秩父で温泉はいらないのに玉子だけってどうなの?だし、ここでジンのパンをむしゃむしゃ食べてしまったので(遅い昼食です)ちょっとそういう気分にもなれず。
なぜ雪秩父で温泉に入る気がしないかといえば、広すぎて寒いからです。泥湯が楽しめる訳じゃないし(どうして泥風呂とか泥エステとか女子専科なんでしょうね)、なにより雪秩父の改装前の思い出を大事にしたいので…(同じ理由で五色温泉には行きません)

本命は
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by toyokaku | 2008-09-20 09:53 | 大浴場−北海道の湯

ニセコ昆布温泉@山の中です。

磯谷郡蘭越町 ナトリウム・カルシウム・塩化物・炭酸水素塩泉(含土類食塩泉)

ニセコの山中に入ってくると、またしても雲行きが怪しくなってきて、そしてパラパラ雨が時折混じるようになってしまった。
目指すのは、昆布温泉にある鯉川温泉旅館である。

さて、この旅館、アプローチがなかなか渋い。
道路から曲がり、戦前からあるものらしい門柱をぬけると砂利道で、対向車がきたらすれ違えないじゃないかと思いつつ、右手に池、その向こうに旅館の建物となんともいい雰囲気なのである。そうそう、この池に鯉を泳がせたから鯉川、なんだそうである。
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明治38年に開湯した鯉川温泉旅館。昭和のはじめに、モダンなつくりの宿として知られにぎわった、というところは、前日訪れた新見温泉にも通じるところがある。
今も使われている内湯は、その頃につくられたものだそうで、当時としては珍しいコンクリート造りの湯屋は、もちろん当時とは壁や窓などかわっているところもあるのだろうけど、高い天井にモダンなタイル、暑いお湯とぬるめのお湯の二段構えの浴槽など、すっかり枯れてしまってはいるが、往時をしのばせるものがある。雰囲気としては、道後温泉のぼっちゃん湯を思い出す感じ、かな?
もともとは、混浴の内湯の一つとして使われていたのだそうである(現在は男湯として使用)。

このわきに、うたせ湯かなにかに使われていたと思われる一画があり、そこをぬけてしばしあるくと露天風呂がある。これは、滝見の湯とよばれていて、岩盤の上をひろくゆるく水がながれている。なんともここちよくて、思わず頭上の電線じゃま、ああ、この仕切もじゃま、滝の全貌をしっかりと拝みたいじゃん、などと思ってしまう。
ところが、この居心地の良い露天風呂、できたのは、たかだか10年くらい前のことのようだ。
しかし、しっかり顔になっていると思う。
なぜ、こんないい場所に湯屋がなかったのが、逆に不思議である。というのは、たぶん最近の感覚なんだろうか。

いずれのお風呂にも茶緑褐色のお湯がとうとうと流れ込んでいて、いやはやどちらもいい感じ。
とはいえ、向かいのつぶれたホテルをみてわかるように、意欲があっても、なかなか維持していくのはたいへんなことなのでしょう。
でも、末永く続き輝いて欲しい。そう願う温泉でした。一度泊まってみたいものです。

ニセコ昆布温泉郷

Team-5kg【62.8】
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by toyokaku | 2008-09-16 00:05 | 大浴場−北海道の湯

黄金温泉@金メダルだ!

磯谷郡蘭越町 ナトリウム・塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩泉(低張性中性温泉)

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どうも、ニセコは、なんどきても高原らしい眺望ポイントにたどりつけないままなのである。だいたい、いつきてもそれがおまけにしかすぎないところに問題があるんだろうけど。
というわけで、ニセコから昆布駅にむかいクルマを走らせると大変立派な黄金温泉の看板があります。この道さえ間違えなければ、ぜったいに見落としません。
しかし、指示にしたがってクルマをすすめると、ひとんちの庭のような風情。その看板の立派さと建物の素朴さが、なんとも釣り合っていません。
見れば、なんだか仰々しい張り紙もちらほら。なんかやばいとこきちゃったかなぁ、と思いつつ、脇の小屋に近づくと湯守の女性のかたがいらっしゃるので、お金を支払います。すると、やさしくごゆっくり、と。ほっ、と一安心です。
なんでも、この土地を持っていらっしゃるかたがつくったのが、この温泉なのだそうで、だから全体に手作り感がただよっているわけです。

お風呂は、岩風呂になっていて、内風呂と半混浴の露天風呂があります。
お湯は、黄金色。だから黄金温泉なのかというとそうではなく、ここの字名が「黄金」なのでその名がついているようです。
正面には、アンヌプリ、振り返れば羊蹄山が見えるはずなのですが、この日はどちらも雲に隠れがちで、あまり見えず。
開湯から10年程度のようですが、すでに湯温が下がってきているんだとかで、内風呂は加温しています。この温泉、そう長くないのかなぁ…。
ここは、やはり露天風呂でしょう。この露天風呂のまわりも手作り感のあふれる庭になっていて、残念ながら仕切の岩がじゃまで、山がよく見えないのですが、五右衛門風呂があり、そこからは両山が見えます(男湯の場合)
この五右衛門風呂には、透明のお湯があふれでています。山も見えないし、足のばせる方がいいやと露天風呂を中心に入っていたのですが、実は泉質的には五右衛門風呂のほうが新しいお湯なので(露天風呂は内風呂からあふれたお湯もつかわれています)おすすめだったらしい…。
ぬるめのお湯が、ゆっくり入るにはちょうどよい感じで、そして、湯上がりは、いつまでもぽかぽかあたたかく、ああ、極楽極楽。

ただね、残念なのは、どうしようもないおじさんがいるらしいんですよ。それで、露天風呂の仕切も高くしたんだって。そこには、ここから向こうにいくな、のぞくな、と当然の注意書き、そして不愉快だったと訴える女子の声がかいてあるわけです。
はっきりいって、男性からしても迷惑な話です。やれやれ。

それにつけても、いいお湯をありがとうございます。

黄金温泉

Team-5kg【63.2】
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by toyokaku | 2008-09-05 00:03 | 大浴場−北海道の湯

まっかり温泉@羊蹄山をのぞむ絶景の湯

虻田郡真狩村 ナトリウム・塩化物・硫酸塩炭酸水素塩泉(弱アルカリ性低張性高温泉)

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真狩村の温泉といえば、羊蹄山を一望する絶景が売り。
いつだったかなぁ〜、この温泉にきて、おぉ〜!と感激した記憶があります。
しかし、なぜかそれ以外覚えていないんですよねぇ。それくらい、絶景なのです。

a0024448_23235021.jpgしかし、今回訪れたのは、夜。真っ暗闇でなにも見えません。まったくもって意味がない。
お湯は、やや茶褐色。露天は、なんか臭いますが、田舎の香水でしょう。内湯のほうが、色が薄いような気もしますが、暗いのでなんともいえず。ここは、ふたつの源泉があるんですね。
浴槽は、広くはありませんが、適正利用といったところでしょう。いいお湯です。

とはいえ、羊蹄山を見なければ意味がない!
ので、翌日、行こうと思っていたのですが、日が昇るに連れ羊蹄山は雲に隠れてしまいました。残念。

真狩村温泉保養センター

というわけで、
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by toyokaku | 2008-09-03 23:27 | 大浴場−北海道の湯

ニセコ新見温泉@素晴らしき一族の湯

磯谷郡蘭越町 石膏泉&含石膏-弱食塩泉(緩和性低張高温泉)

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岩内のまちにつくころには、またしても曇り空に。なんど往復したかわからないニセコパノラマライン、今日も眺望がきかない。
途中、新見峠へと進路をかえると、1車線の狭い山道になり、それをぬけたところに2軒の温泉宿がある。それが、新見温泉である。

で、ここを守っているのが、新見一族なんですな。明治の終わり頃、新見直太郎氏が開拓した温泉だから新見温泉。地名も新見なわけです。往年は、当時貴重な自動車で送迎するのがうりだったりしたそうで、こんな山のなかなのにハイカラな宿だったんでしょう。
なんていう歴史は、宿のサイトにかいてあり、なかなか興味深いところですが、それにしてもこの2軒、なぜかリンクしあっていないんですね。
まあ、そんな諸事情、客には関係ないことなんです(ともいいきれないかな)

a0024448_23265257.jpgそれにしても静かな温泉地です。天気がわるいこともあり、ちょっとこわいくらい。おそるおそるドアをあけると静かな館内。すると品のいい感じの若女将さんでしょうか?がでていらっしゃいました。なんとも物腰のやわらかい接客です。お風呂の場所を丁寧に教えて頂きました。
まずは、第一浴室のほうへ。飲泉できるようですが、例によってあつすぎてさわることすら困難だわ。
それほど広くもなく、温室のようで特徴もない浴室ですが、掛け流されていてそれはそれはいい感じ。無味無臭、特にかんじるところのないお湯です。
この温泉熱を利用した蒸し風呂があるのですが、これは蒸すねぇ(あたりまえだ)。
それから、うたせ湯が、別室にこじんまりとあります。でも、湯量はたっぷり。先客がいて、なぜか会釈されたりして。
このうたせ湯、かつて名物だった湯滝から引き継がれているもののようです。往年の湯滝と野天風呂の写真をみると、なんとも開放的でいい感じなんですよねぇ。壊しちゃったらしいんですが、いやはやもったいないというか、なんというか、やれやれ。
窓の外をみると、荒れていく、四角い一画が。ここ、もともとはプールだったんだそうですが、老朽化で7年くらい前に使用中止したらしい。でも、最近のことなんですね。

さて、今来た廊下をもどりフロント前を通過すると、またしてもお声をかけていただきまして、そのまま第2浴場へ。こちらは、内湯と露天風呂になります。
露天は、半混浴になっていて、仕切は半分しかありません。幸い、だれもいなかったので、先のほうまでいったりしてのびのびと入浴させていただきました。曇っているので眺望がきかないけど、山々が望めるんだろうなぁ。底が青色なのが、なんだか不思議な印象の露天風呂です。いやはやいい湯だわ。

帰り際、駐車場で草取りなどされていた女性に腰低く礼などいわれまして、あたたかく見送って頂きました。
このひとたちをみると、そんなきな臭いことがあったとは思えないんだけどなぁ。
なかなかここまでくるのは、大変ですが、もう一軒のほうも公平にいっておかないとなぁ。

秘湯の宿 新見本舘

Team-5kg【62.0】
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by toyokaku | 2008-09-02 23:20 | 大浴場−北海道の湯